仕事や家庭など、ストレスを感じながら日々を過ごしているという人も意外と多いのではないでしょうか。
ここでは、ストレス解消法としてやってはいけない方法や、プラスになるお手軽な方法をお伝えします。
また、ストレスを感じやすい人の性質にも言及しますので、あてはまる部分がないかチェックしてみてくださいね。
やってはいけない！NGのストレス解消法とは？
暴飲暴食を繰り返す（特にお酒は注意！）
ストレス解消にお酒を飲むのは、決して悪いことではありません。
気を付けるべきなのは、健康を害するようなレベルの暴飲暴食です。
暴飲暴食の習慣がつくと、普段の食事やちょっとした飲みでは満足できなくなり、次第に酒量や食事量が増えていってしまいがちです。
最終的には、アルコール依存症や糖尿病といった治療を必要とする深刻な状態になることもあるので、病気を予防するためにも、節度を弁えて飲酒・飲食をするよう心掛けてください。
他人の悪口を言う
ストレスのはけ口として、他人の悪口を言うタイプの人は、少なからずいるものです。
悪口を言うと、一時的には気分がスカッとして、ストレスが解消できたようにも思えるものですが、決して推奨される方法ではありません。
悪口を聞いている側は、一見同調しているように見えても、悪い印象を抱いている場合もあります。
悪口ばかりいう人から距離を取りたいと考える人もいます。
悪口は、人間関係にひずみを生じさせる原因ともなりますので、口を謹んで悪口を言わないようにするのが賢明です。
買い物に依存する
買い物をしてほしいものを買うことが、何よりのストレス発散になると感じる人もいるでしょう。
何かが終わった時に、ごほうびとしてちょっとした贅沢品を買うといった方法は、ストレス解消法として問題はありません。
しかし、衝動買いをしたり、必要ではないものをたくさん買い込んだりしてしまう傾向があれば、買い物依存症の可能性も考えられます。
仕事やプライベートで悩みがある時期ほど、予定外の買い物を次々にしてしまいがちという場合は、買い物と適切な距離が取れていないと言えます。
場合によっては、医療機関を受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。
SNSに依存する
SNSがますます身近な存在となる時代、SNSの投稿や閲覧が気晴らしになっているという人も多いものです。
SNSは、人間関係が絡んでくるものです。
「いいね！」を返さなければいけない、適切なコメントが思い浮かばない、といった義務感や脅迫観念に追い立てられて日々を過ごしている場合、思い切って、一度、SNSと距離を取ることも考えるとよいでしょう。
コミュニケーションの場でもあり、情報収集源でもあるSNSは、利用の仕方によっては、大いにプラスとなるものです。
適切な距離の取り方を探り、ストレスの原因とならない程度の向き合い方をマスターしてください。
今日からスタート！手軽にできるストレス解消法とは？
適度に体を動かそう
運動不足を認識している人の場合、意識的に体を動かす時間を持つことで、ストレスが緩和することもあります。
テレビやラジオの体操番組に合わせて5分間体を動かすなど、簡単な運動からまずは始めてみましょう。
家の近くをウォーキングやジョギングする、通勤時に一駅分歩くようにする、といった手軽に始めやすい方法であれば、無理なく継続しやすいものです。
目標を高く掲げ過ぎず、できる範囲で運動を取り入れることで、心身の健康を取り戻してください。
泣ける映画や感動的なドラマを見よう
ストレスが溜まって自分の感情が鈍くなってしまっている時期には、感動的で泣ける映画やドラマを見ることで、感情の揺れ動きを体感するのもよいでしょう。
便利なネット配信のサービスなども活用して、気になる作品を鑑賞してみてください。
切ないストーリーに夢中になって鑑賞しているうちに、些細な悩みを忘れているということもあるかもしれません。
映画やドラマの持つ独特の世界にどっぷり浸かって、感動に涙を流し、明日への活力や前向きな気持ちを取り戻せるようにしてください。
自分の気持ちを親しい人に打ち明けてみよう
ストレス解消法としては、自分の悩みや気持ちを一人で抱え込んでしまうのではなく、親しい人に打ちあける方法もおすすめです。
何か別のことをして気を紛らせるという方法よりも、根本的な解決の糸口を見つけられることもあります。
深刻な悩みの場合、誰かにちゃんと話すのは気が重い、と感じる人もいるでしょう。
詳細をきちんと話さなくても、信頼できる人につらい気持ちだけでも聞いてもらえば、少しは気持ちが軽くなることもあるものです。
大声を出したり、騒いだりしよう
ストレスが溜まってうつうつとした気分で過ごしている場合は、思いっきり大声を出したり、騒いだりしてストレス発散しましょう。
声を出しても構わないカラオケボックスに行って、好きな曲をがんがん歌って、盛り上がれば、悩んでばかりだった自分とはまた違う自分を感じることができます。
ホームパーティをして、気の置けない仲間とワイワイ過ごすのもおすすめです。
ぼーっとする
何かとやることに追われがちな現代生活では、ゆとりがないことがストレスの原因になっていることも多いものです。
何もせずにぼーっとする時間を持つと、それだけで心が穏やかになり、イライラや不安を感じにくくなったりします。
スマホやパソコンといった電子機器の電源は落として、ただひたすら、ぼーっとリラックスして過ごす時間を持ち、ストレスを軽減できるようにしてください。
ゆったり湯船につかろう
普段は湯船につからずシャワー派という人の場合、湯船につかる習慣をつけることで、ストレスが緩和されることもあります。
ゆったりした心地で湯船につかっているうちに、身体的なコリがほぐされるだけでなく、精神的な緊張感もほどかれていくのを実感できるでしょう。
一日の終わりのリラックスタイムに、湯船につかるゆとりを持てば、心にもゆとりが芽生えてくるはずです。
没頭できる趣味や作業に取り組もう
趣味や好きなことがあると、ストレス解消がしやすいものです。
動画を観たり、モノづくりに没頭したり、と夢中になれる時間があれば、生きがいや楽しさを感じることができます。
ストレスとは無縁の充実したひとときを持つことで、キラキラした前向きな人生を送れるようにしてください。
趣味がないことに悩んでいる場合は、まずは読書や料理といった身近なものから始めてみてはいかがでしょうか。
好きな音楽を聴こう
音楽を聴くことで、ストレスを解消するのもおすすめです。
スマホやパソコンといった身近な電子機器で気軽に音楽が聴ける時代、上手に電子機器を活用して、音楽を楽しむ習慣を身につけましょう。
音楽のサブスクサービスであれば、豊富なラインナップから、落ち込んでいる時に聞く音楽といった、気分に合う音楽を提案してくれます。
ストレスを強く感じやすい人の特徴とは？
完璧主義で真面目な人
誰しもが多少のストレスを抱えているものですが、その人の性格や性質によってストレスの感じやすさには差があります。
完璧主義で真面目な人は、些細なミスや失敗でも落ち込んでしまいやすく、ストレスをため込んでしまいがちな傾向が認められます。
完璧を目指そうとせず、細かなことにこだわり過ぎないようにした方が、ストレスは軽減しやすいです。
自己主張が極端に苦手な人
自分の意見を伝えるのが苦手な人も、ストレスを強く感じやすいものです。
自己主張が適切にできないと、周囲からきちんと理解してもらえなかったり、思うように人間関係を築けなかったりします。
結果的には、グループ内で孤立してしまうといった状況になることもあります。
周りの目が必要以上に気になるタイプの人
ストレスを感じやすい人の特徴としては、センシティブで周りへの配慮ができるタイプの人も挙げられます。
そういった繊細なタイプの人は、周りの目が必要以上に気になり、疲弊してしまうこともあるので、注意しましょう。
周りからの評価ばかり気にして、自分を見失ってしまうことがないようにしてください。
せっかちで短気な人
せっかちな人は、何かとイライラしがちで、日常的にストレスをため込んでしまいやすいです。
イライラの原因としては、取るに足らないような些細なことであったりもするのですが、本人としてはその場では怒りを抑え切れないと感じてしまうものです。
せっかちな人の場合、物事を効率よく行おうとか、素早く終わらせようといった考え方と距離を置くことで、イライラが緩和されることがあります。
やってはいけないストレス解消法のまとめ
ストレスと無縁ではいられない現代社会を生き抜くためには、適したストレス解消法を知るとともに、NGのストレス解消法に関する知識を身に着けておくことが大事です。
飲酒や買い物といった依存症になりやすいものは、適度な距離を保って向き合うようにしてください。
体を動かす習慣をつける、映画やドラマを見る、趣味に没頭する、といった自分に合った気軽にできるストレス解消法を取り入れて、ストレスを緩和しながら日々を過ごせるようにしましょう。
ストレス解消法には、好ましい方法もあれば、やってはいけない方法もあります。
NGの方法としては、暴飲暴食や買い物依存、SNS依存、他人の悪口を言うことなどが挙げられます。
これらの方法は、ストレスが適切に解消されないだけでなく、身体的、精神的な健康に害を及ぼすこともあるため、意思を持ってやらないようにすることが大事です。